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この街のカイゴー仮面 vol.4

発見!この街のカイゴー仮面!介護に愛と情熱を注ぐ仲間を求めて、カイゴー仮面は今日も行く!

vol.04 高齢者の尊厳を守る介護ケア

外観

京成本線「市川真間駅」から歩いて約12分の「プレジールヴィラ市川」。費用・サービス・設備など、全てがワンランク上の介護付有料老人ホームだぞ。どうやらここに、高齢者の尊厳を守る介護ケアに取り組むプロフェッショナルがいるらしい。
介護職としての在り方、働く上での心構えなど、ためになる話がいろいろ聞けそうな予感…。よーし、さっそく現場に会いに行くゾー!

ご本人登場

自己紹介

はじめまして、カイゴー仮面。私は福祉の専門学校を卒業後、養護老人ホーム、特別養護老人ホームを経験して、「プレジールヴィラ市川」のオープン翌年に転職しました。プライベートでは3年前に職場恋愛を経て結婚し、今も夫婦同じ職場で働いています!

profile

  • 介護福祉士 斎藤さん
  • キャリア 14年目
  • 働いた施設 3つ目

インタビュー、スタート!

介護職として一番大切にしていることを教えて!

いろいろありますが、一番は「人間としての尊厳を忘れずに、相手が求める存在になること」ですね。
高齢者が求める存在って、どんな存在?
人によって違いますね。自分が施設にいることを理解している方には、いち介護職員として接しますが、認知症で、ここがどこだか分からない方もいるんです。
認知症の方は、ここを何処だと思っているの?
ある人は、ここを自宅だと思って、私のことを「お嫁さん」って呼びます。またある人は、ここをホテルだと思っていて、「今、旅の途中なんです」と言うので、私はホテルマンとして“おもてなし”をしています。
「ここは介護施設ですよ」という説明はしないんだね。
はい。入居者様が安心して生活を送れることが一番なので、時には演技もしていますね。入居者様から信頼が得られるなら、私はお嫁さんにもなるし、ホテルマンにもなります。
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認知症の方に対して気を付けていることはある?

「感情はある」ということを忘れないことです。認知症って、記憶障害や学習障害など、すべてが衰えていく病気だと思われがちですが、感情だけは衰えないんですよ。今日の日付や家族の顔がわからなくなっても、心の喜怒哀楽は残り続けるんだそうです。
認知症について専門的な勉強をしているのかい?
はい。認知症委員会に入っているので、外部研修などで専門知識を学ぶ機会が多いです。
最近学んだことで、印象に残っていることはある?
研修の参加者達と、ロールプレイングで「認知症の疑似体験」をしました。認知症の役になると、「さっきも言ったでしょ」、「また漏らしたの?」、「同じ話ばっかりで疲れる」など、不快な言葉を浴びせられるのですが、体験とわかっていても傷付きましたよ…。介護職に就く人には、ぜひ一度経験して欲しい学びです。
自分がされて嫌な態度は、どんな状況でもやってはいけないよね。
ええ。本人に直接言わなくても、職員同士の会話で傷付くケースも多いんです。入居者様の問題行動が治まらないのは、自分達の態度が原因かも…という視点も大切だと思います。
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介護職員として働く際の基本姿勢を教えて!

とにかく傾聴することが大切だと思います。相手と同じ目線になって、相手の気持ちに寄り添いながら、心の訴えを聴くこと。「私が入居者だったら、こんな風に接して欲しい」ということを、いつも考えています。
有料老人ホームは富裕層が多いから、気を遣う場面が多いのでは?
確かに立派な経歴の方ばかりで、最初は緊張しました。でも、富裕層だからといって、特別な接客サービスを求められるわけではありません。中には「お客様」としてもてなして欲しいという方もいますが、多くの方が「家族的な関わり」を求めています。
斉藤さんは、どこまで家族的に接している?
ご家族が不快に感じない程度を目安にしています。やはり人生の大先輩なので、話す時には敬語ですが、私を家族の誰かだと思っている方にはくだけた物言いもしますね。心がふさぎ込んでいる時、「お嫁さんが来たよ~」の一言で笑顔になる方もいるので。
対応する入居者によって使い分けているんだね。
そうですね。でも、家族を演じていると気持ちが入り過ぎてしまって、お別れの時がとても辛いです。うちの施設では、「ここで最期を迎えたい」という方のために、看取り介護を行っているんです。
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「延命治療はしたくない」という方もいるよね。

ええ。延命治療によって、生活の快適さは少なからず犠牲になってしまいますからね。うちの施設では、入居される際に必ず、最期は病院に搬送して延命処置をするかしないか、本人とご家族の希望を聞いています。
斉藤さんは、入居者様の死をどう乗り越えているの?
ほとんどの方が亡くなる前に、ご飯が食べられない・お水が飲めない昏睡状態に入るのですが、その姿と向き合うのが一番辛いです。亡くなった後は、すごく穏やかな表情の方ばかりなので、「天国では美味しいご飯をたくさん食べて、ゆっくりしてね」という気持ちになります。
老化や死って、誰にでも訪れる当たり前のことだもんね。
その通りです。私だって、入職当時はピチピチの20代だったけど、結婚して主婦になって、しっかり年を取りました(笑)。
そういえばご主人とは、職場恋愛で結ばれたそうじゃないか。
そうなんです。どちらかが辞めるべき?と思ったのですが、上司が「全然構わない」と言ってくれたので、今も夫婦で働いています。ただ、職場では他の職員と同じように接しているので、新しく入ってきた方は気付かないみたい(笑)。
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認定!カイゴー仮面!

斎藤さんの第一印象は、テーマパークの元気なお姉さん。いつもニコニコ働いているので、なぜそんな風に働けるのか尋ねてみると、「私が笑顔でいないと、周りも笑顔にならないから」というステキな回答が返ってきた。入居者様への声かけも礼儀正しく、かといって他人行儀でもない距離が保てて、介護職としての接遇マナーが素晴らしかったゾ。認知症を学び、高齢者の尊厳と心に寄り添ったケアに取り組む斉藤さんを、カイゴー仮面に認定だっ!

congratulations

取材協力:プレジールヴィラ市川